議会報告


木村康雄事務所

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  3. 2009年7 月

全員協議会 「市内小中学校の適正規模及び適正配置に関する答申」について報告がありました。

 市内小中学校における生徒児童数の減少や一部地域での急増に対応する通学区の見直しや統廃合に関わる事項を、教育委員会より諮問された「小中学校適正規模等検討委員会」が14回に及ぶ委員会を経て答申を行いました。このことについて、教育委員会より報告がありました。

①  適正規模…小中学校とも1学級の児童・生徒数は30~35人(小学校低学年は20人程度)が理想。

② 学級規模…小学校は各学年2学級、中学校は各学年4学級が理想。

③ 学校の適正配置…適正配置を実施する場合は、まず隣接校との通学区域の変更について検討し、これで適正規模の確保が困難な場合は学校の再編等を行う。

④ 適正規模・適正配置の推進に向けての重点事項…子どもたちや保護者、地域の思いを何よりも重要視することとし、6項目にわたる留意事項が述べられています。

 今後は、この答申を基に、教育委員会と関係部局が組織を立ち上げ、具体的な案を検討することとなります。子ども達にとってどうあるべきかが全ての基本と考えますが、保護者の願いや地域の願いを加味した時の進め方が気になるところです。   

臨時議会 甲賀市一般会計補正予算(第2号)・草津線寺庄駅舎合築工事委託等が議決される。

甲賀市一般会計補正予算(第2号)

 国の地域活性化・経済危機対策臨時交付金の創設に伴う安全・安心の実現や公共施設のデジタル化に擁する経費等の増額による補正予算が議決されました。概要は以下の通りです。

◎ 補正予算総額 7億2,119万8,000円

◎ 主な事業名(万円)   甲南庁舎駐車場整備(724)  コミュニティバス2台購入(3,510)    池田・野尻区他5地区の自治ハウス整備補助(1,939 )    甲南なかよし児童クラブ施設整備事業(3,500)    甲賀広域農道補修工事(3,500)     IC付近他3箇所観光案内板設置工事(500)  甲南消防署建設設計負担金(1,100)   消防ポンプ車1台他(2,571)  全小中学校の職員室(地デジ対応、29台)と普通教室(374台)に50インチTVを導入(21,270)          

草津線寺庄駅駅舎合築工事委託     

  寺庄駅の駅舎改築が来年12月15日までの工期(予定)で下記により着工されます。駅周辺の町並み整備と合わせ寺庄駅の利便性が大きく向上します。地域の皆さんの願いと努力の成果です!次は甲南駅の番です!!

◎ 契約金額  5億6,994万0,000円

◎ 契約の相手方  西日本旅客鉄道株式会社

◎ 契約の概要  鉄骨造2階建(駅舎、幅員3mの自由通路、トイレ、エレベーター南北2基)

  

甲賀市議会議員定数を27人とする条例の制定について

 6月議会最大の議案であり、10月の市議会議員選挙から適用される議員定数について、現状の30人を27人とすることが賛成多数で議決されました。

 私は、次のような理由から本条例案に反対し、採決については棄権しました。

【原案反対、採決棄権の理由】

 議員提案となった3人減の削減案は、次の理由よりもっと減らすべきであると考えます。しかし、もしこの議案に反対者が多く否決された場合には、廃案となり現行の30人の定数となってしまいます。それでは、もっと減らすべきだとする私の思いに反し、市民への説明も果たせません。本議案が議員提案になったのも、様々な意見があって一本化出来ないからであって、議員個々がどのように採決に臨むのか不明な状況では、反対も賛成もできないと判断し、棄権することとしました。

※  このことについて、議長と議会事務局長から休憩時間に議長席に呼び出され、苦言を呈されましたが、意思通りに行動しました。翌日、議会事務局長から私の行動とその理由は理解できたとの説明を受けました。

【反対理由】

 ① 甲賀市の厳しい財政状況と市民の議会・議員に対する思いを考えたとき、一人でも多く議員削減すべきだと考えます。私は、様々な条件を最大限考慮しても6人減の24人にはすべきだと考えます。3人減はあまりにも削減幅が小さく、その理由も明確ではありません。

② 議員を減らすと市民の声が届きにくくなるという提案理由ですが、市民の声が反映するのは、議員の人数ではなく、議員の資質と意識の問題であり、人数が減っても議員としての責務をしっかりと自覚して議員活動すれば、定数が減っても十分に機能します。アメリカでは数十万の都市であっても10名までの議員の所が普通です。最も大切に事は、議員の資質であって人数ではないと考えます。

③ 甲賀市は面積が広いから定数を多くする必要があるとの提案理由については、地方自治法で定められている定数の上限の算出基準は人口のみであって、面積による配慮はありません。もし、面積を考慮するのなら、小選挙区や前回の市議選のような地方区を設けたり、地方区と全市区の併用のような選挙区制度で検討すべきです。ちなみに、甲賀市より面積の広い高島市の定数は、法定の上限数30人(甲賀市と同じ)に対し10人減の20人です。

④ 類似市と比較して3名減に決めたとされていますが、県内他市と比較しても甲賀市だけは特段に多く、その理由が明確ではありません。また、全国の類似市と比較(グラフ参照…現在コピーに挑戦中です!)しても、甲賀市の3名減は減少幅の少ない部類に入ります。議員の保身のためであってはならないと思うのですが・・・。

※ 甲賀市と同じ法定上限数30人の県内他市の状況

近江八幡:20人(10人減)  守山市:22人(8人減)  栗東市:20人(10人減)   

高島市:20人(10人減)  湖南市:20人(10人減)   甲賀市:27人(3人減)

長浜市:28人(びわ町・浅井町との合併協定より2名減、次回は湖北6町と合併した場合は 合併特例で30人、合併しない場合は24人の6名減)

⑤ 合併して間もなく、旧町間の課題や議会としての成熟度から定数が多い方がよいとする提案理由については、全国の合併市の多くで合併時より定数を減じていることや、合併市町の垣根を早くなくすために、合併後2回目から大幅削減している市がほとんどです。どうしても旧町への考慮が必要なら、人数ではなく選挙区の工夫で対応すべきだと考えます。

⑥ 議員定数を定めてきた地方自治法では、今まで全て偶数です。議会制民主主義の基本原則である多数決の原則では、議長を除いて賛否同数になることを避けての原則とされてきましたが、なぜ、定数の定めを最初から奇数にされたのか。その理由が明確ではありません。確かに全国的に見ると(グラフ参照)、約2割弱の市が奇数の定数を採用しています。しかし、これらの市には、急激な人口の増減への対応や合併による特例等の特別な理由があります。甲賀市の場合にはどんな理由から奇数の定数にされたのでしょうか。欠員が出来れば奇数になる、欠席者があれば奇数になる、従って奇数でも良い、では明確な理由とは言えません。

⑦ 議員定数の削減は、議会改革特別委員会で論議されてきましたが、最後になって特別委員会からの条例案提出ではなく、清風クラブと公明党による議員提案となりました。このことが決まる前に行われた「住民への説明会」では、議会改革特別委員会で議員定数案を最終決定し、6月定例会に提案、審議、決定すると明記されていたのですが、急に変更になりました。この結果、何度も審議してきた特別委員会からの報告がないまま本会議にかけられ、決定されました。これでは議会改革特別委員会は定数削減について何を審議してきたのか、どのような意見があったのか不明なままであり、市民への説明責任を果たしたとは言えません。

 以上の理由から私は原案に反対しました。ちなみに、3名減を議員提案した清風クラブと公明党が賛成、4減と定数は偶数であるべきとする甲政クラブ、6減とする政政会、定数据え置きの共産党が原案に反対でした。

2009年07月10日 16:33 | 個別ページ | コメント (0)

郷土「甲賀」は今(4年前のご挨拶)

私たちの郷土は今、大きな転機のただ中にいます。

甲賀市の誕生は、何か都会へ一歩昇格したような喜びを感じましたが、一方で、市の中心部は発展するかもしれないが、周辺地域は置き去りにされないだろうか?きめ細やかな行政サービスは継続されるだろうか?と言った不安の声も聞こえてきます。

甲賀市を横切る第二名神高速道路は、私たち甲賀市の為に作られるスーパーハイウェーとして、近畿圏と中部圏の中間地点に位置する甲賀市に無限の可能性を与えてくれます。

こんな大切な時だからこそ、将来を見据えた新しい市政が行われなければなりません。

2009年07月03日 19:42 | 個別ページ

決断

高校教員として33年、教員としての最後の仕上げ時期に差し掛かった今、私の胸中には、「定年までの4年間を教員として励む道」と、以前から心の片隅にあり、今こそその時だと思う「郷土の豊かな将来を展望するとともに、幅広い立場で次代をになう子ども達の育成のために全力を捧げる道」との選択に迫られました。

そして熟慮の末、教職を辞し、これからの人生を地域発展のために捧げる決断をしました。

2009年07月03日 19:41 | 個別ページ

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