世界も日本も滋賀県も甲賀市も金詰まりに翻弄され、政治の世界も変革の嵐が吹き荒れた平成21年があと数時間で閉じようとしています。
木村泰男にとっても還暦の年は激動の年でした。1月修士論文に失敗、3月議会より政党・会派離脱、4月息子結婚、10月市議選二期目再選、12月議会市長の「本末転倒」にびっくりと、極めて振幅の大きな一年となりました。
特に市議選においては、既成概念を打ち破る木村泰男流の選挙戦を戦い抜きましたが、1229名もの皆さんのご支援を得て再度市議会へと送り出していただきました。ご支援くださった皆さん、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げます。
平成22年が皆さんにとってすばらしい年となりますことをご祈念申し上げます。よいお年を!
再選後初の定例議会が終了しました。提出議案に当面する重要議案はなく、スムーズに運営されましたが、唯一、木村泰男の一般質問だけは大荒れ(?)となりました。
「議会報告」の一般質問口述書や「大きなつぶやき」でも述べましたように、私の質問内容が「本末転倒」であるとの市長答弁に、議員の質問に否定的な言葉(他にも文言はいくらでもある)で対応されたのでは論議になじまないこと、なぜ本末転倒であるかが明確でないこと、さらに今回の質問内容は地方分権の根本にも関わる内容であることから、質問終了後も行政側の意図を問い続けました。
二日間の一般質問が終了後、市長への面談を二度要請しましたが、5日間にわたって返答がなく、やっと議会終了後に副市長が会ってくださることとなりましたが、その間、私の心中は穏やかではありませんでした。副市長との面談で大筋は納得しましたが、市長より直接、もっと早く説明を受けていたならという思いが残りました。もちろん、この間には、総務部長、議長に話すと共に、全員協議会でも意見は述べさせていただきました。
極めつけは、インターネットの議会中継でした。私の一般質問が途中で一分半中断したこと、その中断が市長が本末転倒と言われた「本末」で切れていたことです。そのことを知ったのは、質問一週間後に公開された中継録画(現在も公開中)を見たときでした。私には意図的にカットされたとしか思えず、「ここまでやるか!」という極度のショックを受けました。
議会最終日終了後の全員協議会の冒頭、企画部長より謝罪があり、議会中継の中断は「機器トラブル」によるものであり、本末転倒の途中からの中断はまったくの偶然であったとの説明がありました。多分説明通りであるとは思いますが、わたしにとっては、本末転倒の意味と使われ方、説明の場がすぐに持っていただけなかったこと、中継中断の偶然性はいまだに釈然としません。
「甲賀市の憲法」を作っていこうという私の質問(市長は平成22年度には策定すると言ってこられた)は、今取り組みを始められた「公共施設・補助金の見直し」と小学校単位の「自治振興会」の創設には、市民の主体的な参加が必要であり、そのためのルールやシステムを定めておく必要があるとしたものです。そうでないと、市民の中に、「やらされ感」のみが残ってしまうように思えてなりません。
市民の皆さんはどう思われますか?ご意見をお寄せください!