2月25日 午前中いっぱい、予算以外の議案が上程されました。主要な案件は次の通りです。
○ 甲賀市行政サービス制限条例の制定について
・ 納税意識の高揚と税負担の公平性を確保することを目的に、特別な事情がなく市税を滞納する者への行政サービスを制限する措置
○ 甲賀市行政組織条例の一部を改正し、総務部、企画部、財務部を市長直轄組織、総合政策部、総務部に再編することについて
・市長直轄組織(主に秘書、広報、危機管理。防災・消防)
・総合政策部(総合企画・計画と調整、交通・バス対策、情報政策、自治振興と地域コミュニティ、国内外との交流)
・総務部(今までの分掌より上記下線事務が移動し、新たに行政改革・行政評価、財政・管財、契約・工事の検査、市税が加わります。)
○ 平成22年度における特別職(20%)及び市職員(16%~0.5%)のボーナスのカットすることについて
※ 特別職の給料(10%~8%)と管理職手当(15%~10%)のカットは前年度に引き続き実施
○ 子育て支援センターの開館日を、水口以外の4館は週5日にすることについて
○ 児童クラブの運営を指定管理者以外に市直営(土山、大野、希望ヶ丘、甲南第一、甲南中部、雲井、小原)もできるようにすることについて
○ 介護保険条例、後期高齢者医療に関する条例の一部を改正することについて
○ 市内スポーツ施設と学校施設開放による使用料を平準化することについて
○ 一般会計・特別会計等の補正予算について
○ 市内16施設の指定管理者の指定について
上記の議案について、ご質問や内容を詳しく知りたい方は、下記のコメントにてお知らせください!
2月24日 3月議会初日を迎えました。第1日は「平成22年度予算案」が上程され、一日がかりで一般会計と特別会計(国民健康保険特別会計他12会計)、企業会計(病院事業、水道事業)の提案説明がありました。
説明される市長、財務部長をはじめ各部長には大変な仕事ですが、ここまでまとめ上げられた職員の皆さんのご苦労様も大変だったろうと思います。
さて、来年度の一般会計予算は、11月に説明を受けた前年度比-6.2%の287億円かと思いきや、新設されたこども手当による22億6000万円(昨年は8億円の児童手当)や交付税の増額などによって311億5000万円と昨年度の当初予算より1.8%の増となりました。しかし、若干の数値に改善は見られるものの、決して財政難が解消されつつあるわけではなく、極めて厳しい財政状況であることに変わりはありません。
債務残高も一般会計で約418億円、特別会計・企業会計を会わせると864億円にのぼり、市の預金である基金も底をつきかけています。国、県とともに厳しい財政難の中で予算編成されたことがうかがい知れます。
2月22日の午後1時より文教常任委員会が開催され、所管事務調査を行いました。
提案されたのは、この日の午前に市長に答申された「甲賀市幼稚園保育園の適正規模及び民営化等(保育園幼稚園の統廃合)に関する基本的な考え方」についてでした。
これは甲賀市の修学前の教育・保育に関わる諸課題に対応して、今後のあり方を検討されたもので、昨年6月に答申された「甲賀市立小中学校の適正規模及び適正配置(小中学校の統廃合)に関する基本的な考え方」とならび、今後の甲賀市の教育・保育に係わる極めて重要な答申についてでした。
今後は、小中、幼保ともに、これらの答申を受けて教育委員会内で統廃合の原案が策定され、さらに、地域住民への説明協議、合意を得た後、議会審議にかけられ決定していきます。
文教常任委員会では様々な意見が出されましたが、最大の課題は地域との関係です。子ども達の健全な育成を図る環境整備を基本に幅広い視点での論議が大切です。答申の骨子は、後日「議会報告」に掲載します。
常任委員会終了後、5名の教育委員さんとの懇談会が行われ、幼保・小中の統廃合を中心に活発な意見交換が行われました。
2月18日午後、第2回議会改革特別委員会が開催され出席しました。
前回宿題となっていた今後の委員会の進め方を中心に論議が行われました。今まで2年間の議会改革の取り組みを踏まえ、今後は議会のあるべき姿をその理念から検討し、全議員一致して取り組み形づくる「議会基本条例」を制定していくことを確認しあいました。次回は先進地の議員を招聘しての学習会で、機運を盛り上げます。作文条例とならないよう取り組もうとする委員の皆さんの熱意を感じました。
もう一件は、先日の会派代表者会議から申し送り事項となっていた「会派成立要件の見直し」について、激論が戦わされました。残念ながら次回に持ち越しとなりました。難産です!
3月議会一般質問の締め切りが2月17日17:00でした。締め切り15分前の提出とかろうじてのセーフでした。5分後にもう一人提出があり、16人中15番目と一般質問第2日の最後の方になります。
今回のテーマは次の2点です。
① 地域コミュニティセンターと自治振興会の創設について
② 通学途上の安全確保について
①の質問は、前回12月議会に引き続くもので、前回はこうした新しい地域コミュニティの創造について、協働の観点 や自治基本条例に絡めて質問しましたが、市長から「本末転倒」(?)との回答があり、未だに釈然としていません。従って、今回は地域コミュニティセンターと自治振興会そのものについて、こちらの質問の意図がしっかり伝わるよう細かな口述書の形式で提出しました。市が取り組まれようとしていることについての疑問点を質問することによって、その本質に迫ろうと思っています。
②は子ども達の安心安全に関わって最も危険度の高い通学途上に関することを、地域要望を踏まえて質問します。