臨時議会が行われ、次の議案について審議、可決されました。
1.教育委員会臨時職員の不祥事に伴う市特別職の給与(市長と副市長は3%、教育長は5%)を1ヶ月減額
2.市内小中学校(水口町内6小学校、土山町内2小学校・1中学校、信楽町内1中学校)コンピュータ及び周辺機器購 入事業に8.295万円の予算(国の補正予算)がつき、大津市のキステム株式会社と契約しました。3月末までに、パソコン420台等が設置されます。
3.追加議案・・・平成21年7月31日に高知県四万十川で発生した市の過失による水難事故について、和解及び損害賠償額が確定されたことが議決されました。あまりに痛ましい事故でした。二度とこうした過ちを起こさぬよう取り組まねばなりません。
午後、全員協議会が開催されました。主な議題は次のとおりでした。
1.政府の第2次補正予算の中で、「明日の安心と成長のための緊急経済対策」として地域活性化・きめ細かな臨時交付金(5.000億円)が創設されました。甲賀市には約3億円のインフラ整備費が交付されます。今月中に計画を策定し県に提出、3月議会に補正予算が組まれます。何が予算化されるのでしょうか?
2.「甲賀市行政サービス制限制度」について、市民へのパブリックコメントの結果、意見は0でした。この条例は、市税を滞納している人(特別な事情のある人を除く)に対して、行政サービスの一部を制限することにより、納税意識の高揚と税の公平性を確保することを目的としています。3月議会で審議されます。ご意見をお寄せください!
3.「甲賀市次世代育成支援行動計画」の後期計画案が策定され、2月いっぱいパブリックコメントにかけられます。広報「あいこうか」や市のホームページ、本庁や支所で閲覧されます。大変立派な計画案が策定されていますが、他の様々な計画もそうですが、言葉ばかりで現実が見えてこないのはなぜでしょうか。コンサルタント(業者)の力(総合計画をはじめとして結構たくさんあります!)を借りていないとは思いますが、夢を感じられないのは私だけでしょうか?
4.「甲賀市観光振興計画案」が策定され、簡単な説明がありました。この後パブリックコメントにかけられますので、どんどん意見を述べてください!世界に誇れる信楽焼や忍者という観光資源を持つ当市の観光開発をどう推進するのか、大いに期待をしていましたが、残念ながら何ら具体策はなく、いままで言われてきたことをまとめただけでした。こんなことでいいのでしょうか。私も含め多くの議員から意見が出されました!
5.甲賀市の新しいコミュニティの検討について、第三回目の地域区長会での質疑資料をもとに区長さん方からどんな意見が出されたか報告がありました。また、今後は「自治振興会」について、庁内各課から25名の職員を集め検討委員会を設置し、5月末をめどに市長に答申するという説明でした。
皆さんは「自治振興会」について聞いたことがありますか?小学校区ごとに地域コミュニティセンターを置き、市の職員を数名配置(いずれ支所は解体するとのこと)して窓口業務を行うと共に、区・自治会への支援を行うというものです。今までの区・自治会への補助金もそこに設置される「自治振興会」へ交付金として渡しそこで配分するというものです。
私はこのことが提案された時から、こんな甲賀市の自治制度を根底から変えるような大きなことを、なぜ学識経験者や市民代表を交えた審議会や委員会で検討しないのか。議会審議はどうするのか。市民との「協働」を常に言いながら区長さん方(ほとんどの方は1年で交代)との質疑だけでいいのか。各町や地域によって学区区長会のあり方や地域連携、規模に大きな差がある中でどうするのか。こんな大きなプロジェクトを「歩きながら考える」というスタンスでいいのか。と言った疑問を述べてきました。このことに関わっての12月議会における私の一般質問では、市長から「本末転倒」という答弁もあり、未だに何が本末転倒だったのか釈然としないままです。私は「自治振興会」を否定しているのではなく、立ち上げるまでの方法や取り組みに問題があるのではないかと言っているのですが、行政はかたくなです。同僚議員からの質問や意見も疑問を呈する内容のものばかりなのですが・・・。
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